-SUBARUが参戦するニュルブルクリンク24時間レースとは?-
SUBARU/STIが”SUPER GT”と”ニュルブルクリンク24時間レース”参戦を表明したのを記念して始まりました「モータースポーツ解説企画」。
今回は、ニュルブルクリンク24時間レースについてご紹介します(^o^)/!!
まずはコースの特徴をご紹介!
ニュルブルクリンクは、ドイツの北西部のベルギー国境に近い地域、ニュルブルグという場所にあるサーキット。このサーキットは2つのコースで構成され、それぞれ「グランプリコース」、「オールドコース」と言われており、「オールドコース」は深い森の中にあるニュルブルク城を取り囲むように山間部に配置されているのが特徴。
ここは「グリーンヘル(緑の地獄)」の異名を持ち、世界で最も過酷なサーキットともいわれています。その理由は、激しいアップダウンや大小の約170箇所のコーナーで形成された1周約25㎞の長いコース。また路面のアンジュレーション(うねり)が付いているにもかかわらず、路面のグリップ力が高くない事もコース攻略を難しくしています。
これだけのコースにも関わらず、ニュルブルクリンクはコースの大半がハイスピードセクションで構成される為、マシンへの負担が非常に大きく、たった1週の全開走行でも一般道を数百キロ走行したのと同等の負担が掛かる、世界でもトップクラスの過酷なサーキットと言われています。
このため現在では自動車メーカーがスポーツモデルのテストコースとして、このサーキットで性能を確認する場にもなっています。
このようなサーキットを24時間走るこのレースはただでさえ大変ですが、もう一つ、ニュルブルクリンクが非常に巨大なサーキットであるが故の問題、場所により天候が異なるため、気温差や刻々と変わる路面状況に順応しなければいけません。ドライバーもチームも全身全霊で挑まないと完走すら危ういレースです(>o<)/!!
これだけ大変なレースなのに200台近い様々なクラスのマシンが同時に走行し、順位を争うのが「ニュルブルクリンク24時間レース」です。
続いて参戦クラスについてご紹介!
参戦するクラスの種類も多く、主にエンジンの仕様で分けておりますが、主なクラスでも10種以上と非常に多いです…(^o^;)、参考までにSUPER GTは2クラスの混走、国内開催のクラス混走レースでも数クラス…。クラス混走というのは各マシンの速度差が激しいため、コースの至る所で渋滞が発生します。ただでさえ厳しいレースなのに走行車両同士によるクラッシュにも注意しなければいけないのがポイント。
ちなみに、SUBARU/STIは “WRX STI” で激戦クラスと言われる、SP3Tクラス(排気量2リットル以下のターボ車)に参戦。ライバルは、昨年優勝争いをしたアウディを始めとする欧州メーカーや国内メーカーも入り混り、今年も熱い闘いが予想されます。
コースの難しさや、多くのクラスが参戦する上に、目まぐるしく変わる天候にも対応して戦うニュルブルクリンク24時間レースは奥が深いですょ!
今回はここまで(^-^)/!! 次回はニュルブルクリンク24時間レース参戦マシンの特徴とメカニックについてご紹介いたします。